検査の尊厳と品格

2024年06月10日

検査の尊厳と品格

新築住宅の建築工事の場合
どんな検査を行なっているか
ご存じでしょうか。
工事を始める前の図面と書類による
【建築確認】
上記合格を持って工事を始めて
完成したら
【完了検査】
を受けます。完了検査は実際に検査員が
現地におもむき、図面通りできているか
チェックしていきます。
無事検査に合格すると
【検査済証】という書類が発行され
無事に完成!という流れになります。

上記は最低限度の検査で
更に高品質の
長期優良住宅や性能評価住宅、
ZEH(ゼッチ)住宅は別の厳しい検査を
受けるカタチになってきます。
このような検査を経て
皆様に安心してお住まいいただける
住宅が出来上がってくるのでした。

最近発覚した大手自動車メーカーによる
認証不正があり、検査そのものの在り方や
企業体質など、問題視されています。

検査自体に時間がかかること、
人員不足や就労制限による業務の過密、
そもそも検査に対しての
意識の低下など
さまざまな要因を含んでいると思います。
過去をさかのぼってみても
こういった不正が撲滅されることなく
続いてきてしまっています。
 
人を乗せて走る車の安全性は
生死に直結する大きな課題です。
無人の自動化運転がそろそろ普及を始め
路線バスなどでの実証検査も行われています。  
自動運転の安全性の前に
確立しなければならない課題が
残っているようにも思います。

不動産業界はいま三極化にあるそうで
①価格が下がらず、または上がり続ける物件
②なだらかに下落する物件
③無価値になっていく物件
に分かれてくるとの事。

①は駅に近く、利便性も高いものですが
問題は②と③
特に郊外や過疎地では③の問題が
浮上していて、空き家問題は
皆さんも良くご存じのところ。
人口が減少している中で
利用価値、利用数そのものが低下して
お店や宿泊施設への
リノベーションを行なったとしても
継続していくことはなかなかムズカシイ。

家と土地の問題点は
今を生きる私たちにとって大切な
取り組むべき問題点になっています。 
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