視覚と死角と資格

2024年06月03日

視覚と死角と資格

新型コロナ対応も5類に移行して
観光地も賑わいを取り戻し、
各地のイベントや外国人の受け入れも
だんだん戻ってきました。
スポーツ大会も以前のように
入場制限のない、にぎやかな
観客席になってきています。

スポーツといえば
ルールに基づいて行われますが
重要な役割を果たすのが
審判です。
公式試合ともなれば
決められた人数で、資格を持った
審判団がジャッジをすることになります。

ただ限られた人数で
早い動きの選手たちの接触などを
判定するのはナカナカ難しく
近年取り入れられたのがビデオ判定。
例えばサッカーにおいては
VARと呼ばれ
かつての【三笘の1ミリ】は 
日本中のサポーターたちに
歓喜を もたらしました。

各競技によって審判の人数は違い
サッカーの国際大会では6人制と
なっておりますが
見えない死角の部分について 
一瞬のライン際の判定やファウルの有無は
VARでの正確な判断ができるようになり
公平性も格段に向上したと思います。 
 
他の競技にも映像での判定システムが
導入されていて、判定を待つ間の
ドキドキ感も新しいスポーツ観戦の
醍醐味になっています。

 
それとは逆に
人の行動や言動に対して発信される
SNS上の誹謗中傷など、
こちらは客観的な正確な根拠も無く
感じたまま、または憂さ晴らし?
のような、自分だけの偏った感情などを 
匿名でぶつけてしまうという現実。 

目で見えるスポーツの判断は
人の目やVTRでも可能ですが
人の心の中や感情などは
感じ取り方も人それぞれで
あふれかえっている情報量がもたらす
デメリットなのかも知れません。

家を買う、土地を買うという
不動産購入などの重要な意思決定は
情報を見て、
実際に触れて、
説明をしっかり聞いた上で
より良い判断をしていただきたいなと
考えております。 
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