勢力の非常に強い台風2号が
沖縄に近づいているようで
本州への今後の影響も心配されますね。
地震と違って台風は進路がある程度予測が
出来て 前もって備えも 可能とはいえ
自然の猛威はやっぱり怖い部分が多いです。
海水温が高い海上から上昇気流によって
水蒸気が吸い上げられ積乱雲が発達して
台風に成長していくわけですが
実は家の中でも上昇気流や下降気流が
起こっています。
冬の暖房器具から発生した温風や熱源は
天井側へと上昇して
室内の温度差を生み出します。
逆に夏のエアコンの冷気は
上から下へと流れるため
下降気流(小さなものですけど…)
となります。
冬、足元が暖まらない
夏、足元だけ冷えて困る…
という現象も室内の温度差によるものです。
ただ最近注目されている
ZEH仕様の住宅なるモノ
高気密・高断熱仕様となっていて
建物の外部との隙間がほぼゼロに近く
外気と遮断する断熱性能も一般住宅に比べ、
非常に高くなっています。
室内の上下の温度差もありません。
冷暖房費も当然安くなるメリットがありますが
性能の高い部材を使用したり
施行精度の確保のため、より高い技術と
現場での品質管理が必要となります。
そのため建物価格も高くなっちゃうと(泣)
以前ある大学教授に聞いたことがあるのですが
「生まれたばかりの赤ちゃんの時期から
温度差の無い室内に暮らして、
身体の適応能力に
影響は無いのでしょうか?」
という疑問。
その時の回答ははっきりといただけなかったと
記憶しています。
みなさんはどう思うでしょうか。
個人的に一年中どの部屋も同じ温度で
光熱費も安く済むのはとても魅力があり
メリットは大きいと思う反面
私のような昭和の人間は
暑い時は汗をかき
寒い時はいっぱい着込んで
という生活の方が合っているような
気がいたします。
国の家に対しての基準も
刻々と変化していきます。
暮らしやすい住まいはもちろんですが
お財布や身体にも優しい住まい方
ご家族でしっかり考えていきたいですね。
自分自身の仕事内容や
生活水準は下降することなく
上昇させていきたいなぁ…
と、切に願うこの頃です。