団塊の世代…その余波

2025年01月13日

団塊の世代…その余波

日本には独特の年齢カウントがあって
「数え年」という概念があります。
年が明け1月1日の元旦でまず1歳になり
自分の誕生日にまた1歳を加えるという
今の世代の方にとっては不可解な風習です。
でもいまだに人が亡くなった場合の年齢表記は
数え年が基準になっていることが多いです。

大晦日を「年取りの日」として
そこから来た風習が「お年玉」というものに
なってきたようですね。

誰でも年を取らず若くいたいという
永遠の願望とは裏腹に
今年は高齢化社会の大きな節目に  
あるといいます。

1947~1949年に生まれた
第一次ベビーブームの人は
およそ800万人以上。

その団塊の世代の方々全員が
75歳以上になり、人口の5人に1人が
後期高齢者になるという
超高齢化社会になっていきます。

若い働き手不足による
人材確保の困難さが原因で
企業倒産も増えてきている中、
労働条件の見直しなど、更に人材確保が
難しくなっております。
定年延長で働き手を確保する動きも
多くなってきました。
そもそも60代の方々、とても元気ですし。

高齢者の増加に併せて
住宅の建築方式も変わってきています。
暮らしやすい部屋の間取り、段差の解消など、
それだけではなく
各市町村で町づくりに対しての
考え方も変わっていきます。

【コンパクトシティ計画」と一般的には
呼ばれていますが
車で郊外に買い物にいかなければならない
環境ではなく
歩いて近所で買い物ができるというような
小さな町づくり、環境づくりが
これからもっと増えてくると思います。

年齢層を超えた
みんなが楽しく、
無理なく快適に暮らせるような
地域コミュニティができたら良いな、と
思う今日この頃です。   
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