見えない部分の脆弱さ

埼玉県八潮市で道路の陥没がおこり
通行中のトラックが転落するという
痛ましい事故がありました。
事故から6日経った今も
トラックの運転席部分は救出できず
湧き上がってくる雨水や下水によって
救出が進められない状況になっています。

近年、全国的に トンネルや橋梁・道路の
劣化に伴う補修や入れ替えなど、検討され
工事を進めているというニュースも
耳にしましたが
余りに多くの課題ヵ所の為
遅々として進まない自治体の焦りも
感じておりました。

今回の下水道管も2021年ごろに点検を行い、
異常は見つからなかったとの報道ですが
地面の中は地上からは見えず
超音波などで検査をする機械もあるようですが
膨大な距離の地中埋設物に対するチェックは
簡単には進まないものだと思います。

まずはトラック運転手の方の
一日も早い救出を祈っております。

水道・ガス・電気・下水道は
私たちの生活に直結する大切な基盤です。

老朽化という避けられない大きな壁に
どのように対応していくか、
各自治体の挑戦は続いていきます。
私たちはまず、
できることから始めたいと思います。
ゴミの分別や電気、ガス、水道の
節約はもちろん万が一の備えなど、
自治体に頼るばかりではなく
身の周りの小さな事
準備しておきましょう。 

個人的な話で恐縮ですが
今回事故のあった八潮市のとなり
草加市に叔父がおりまして   
現地の話をきいたところ
下水道の使用が制限され
お風呂は使えないとの事でした。
今回の下水道の大動脈は
周辺市町村にも多大な影響があり
ライフラインの大切さを
再認識することとなりました。
当たり前のように使っている
水道やガス、電気など、
環境のことも含めて
考え直す機会なのかもしれませんね。

見えないところにある
生活を支える基盤の数々…。
大切にしていきたいと痛感しました。